危険なお世話の仕方フェレット

どちらもNG

フェレットとの暮らし方

意外と知らない【正しい保定の仕方シリンジの使い方コツ】フェレットのお世話の基本

よくあるご相談に

うちの子はヤンチャで保定させてくれない

保定すると暴れちゃうから爪切りや耳掃除がうまくできない

というものがあるのですが、保定がうまくできないと、将来的にとても困ることになってしまうので、その子が若くて元気な今のうちからたくさん練習して、いつでもビシっとしてあげられるようになっておきましょう。

本来、「保定」という言葉は、ワンちゃんや猫ちゃんの場合「動かないように抑えておくこと」をいうのですが、今日ここでいうフェレットの保定は、あの「ブラーン」のことを指します。

保定の仕方(コツ)

保定で「暴れちゃう」のはその子がヤンチャだからではなく、大体が「保定になっていない」ことが原因だったりします。

フェレットの保定ダメな例
正しいフェレットの保定

可哀想なのであまり上手くできなかったのですが、左側は「よく見る」間違った保定の仕方です。

つい力が入ってしまうのか、左側のように手首を返していませんか?

保定時にアゴが上がっている時は保定になってないと思って下さい。

ご自身で同じポーズをとってみたらお分かりいただけます。

クビ(喉)を反らしてアゴをあげた状態というのは気管がしまって(詰まって)苦しいんです。

それはこの子達も同じですから、右側のように、しっかり握って(イメージとしては少し斜め上方向へキュッとつまみ上げる感じ)でも、少しも苦しそうじゃない。

それが「正しく保定ができてる」です。

もう一度、写真をよくご覧ください。

どちらもしっかり「面」で握っています。

親指と人差し指と中指の3本の指先でちょいと摘まみ上げるのは保定ではありません。

「保定」というのは「しっかり」「安定させる」事が目的ですから「面で」を意識して行ってあげて下さい。

小指側から握るように意識すると上手くできます。

また、若くてガッチリムッチリ体型の子に多いのですが、「そもそもつかめない」という子が時々います。

そういう子の場合にもちゃんとコツがあるのですが、文字でどう書いたらいいのか…

一言で表すと「それでもむぎゅっと掴む」なのですが、これではきっと伝わらないですよね。

上手く伝えられず、その子が「保定」は「嫌なこと」だと覚えてしまってはいけませんので、その場合には、病院で先生の手元をよく見て、なんならその場で先生に「その子だけの特別なやり方」を教えてもらってあげて下さい。

保定はお互いにとって、リラックスできる時間でなければいけませんからね。

なので、暴れてしまう子をただ「ヤンチャだから」で片づけてしまうのではなく、苦しい態勢になっていないか「やめて!放して!」って言ってる理由を今一度、考えてあげてみて下さいね。

耳ダニがいると保定を嫌がる事がある

どうしてだかは分かりませんが、「耳ダニがいる子は保定で暴れる」ことが多いです。

獣医さんも、そう言っていました。

耳ダニについてはこちらで詳しく解説させて頂いていますが

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いたら「すごく痒くて」「不快」なものなので、すぐに退治してあげましょう。

少し時間はかかりますが、きちんとした投薬で必ず完治させてあげられるので安心して下さいね。

シリンジの使い方(コツ)

古くから「コスプレナースのお注射しちゃうぞ持ち」と言われているあの注射器の持ち方は、飲み物を飲ませる時のシリンジの持ち方とは別のものだと思って下さい。

シリンジの持ち方ダメな例
正しいシリンジの持ち方

左側のこのコスプレナースのお注射しちゃうぞ持ちの持ち方は、シリンジを人差し指と中指で挟んでいるだけ(点)なのでグラグラ安定しません。

シリンジは右側のようにしっかり面で支えるように持つのが基本です。

また、左と右とでは「プッシュの力加減(親指の制御)が出来る出来ない」にものすごい差があります。(人体の構造上)

どんなに気を付けていても、左側では何かのはずみで「勢いよくビュっとでてしまう」事故がおきやすいです。

右側の持ち方は、それを防ぐ(そうならない)ための持ち方なので今この場で、しっかりとこの持ち方を覚えて下さいね。

シリンジを使う時というのは

本来、シリンジを使った「強制給餌」というのは読んでそのまま「強制的にご飯をあげなければならない状態の子にそうしてあげるための行為」です。

なんのはずみであろうと「うっかり勢いよくビュっと出ちゃいました」なんてあってはいけない時ですから、昔は病院で先生の指導を受けてからしか「してはいけない」とされていました。

いくら勝手にしてあげたくたって、そもそもシリンジが病院やゴツイ専門的なお店でしか手に入れられなかったので勝手にはできなかったというのが正しい言い方になるのですが…

ですが今や、誰でもが簡単にシリンジが買える時代ですので、いざその時のために若い健康なうちからシリンジに慣れておいてもらうためだったり、スキンシップの一環だったり。

それ自体はとっても良い事なのですが、先生の指導を一度も受けていないなどで正しいやり方を知らないまま正しくないやり方でなんとなくやってしまうと「誤嚥」を招く可能性がグンと高くなります。

「誤嚥性肺炎」を起こすと苦しいです。最悪は死んでしまうことがありますので、「シリンジを使う」時には、本来の目的を忘れずに、くれぐれも慎重に丁寧に行ってあげてください。

最初はサラサラしたお水ではなく、少しとろみがある液体(ミルクなど)から練習を始めると勢いが付きすぎるなどの事故に至る可能性が少し低くなるのでいいかなと思います。

その他のこと

こちらなども基本的なことですので、ぜひご一読頂けたらと思います。

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