フェレット飼育ノート

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基礎知識

フェレット【多頭飼育ではお世話の順番に注意】シニアの介護・闘病の看護・お迎えしたばかり…どの子から先にする?

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これは『衛生面』における一般的なお話しです。

お迎え症候群について、私個人としては、「精神的な要因が大いにある」と思っていますが、今日ここでは、あくまでも「飼養における衛生管理」としてのお話しをさせて頂きます。

多頭飼育の「日常生活」とは関係ありません。

「お迎えしたばかり」

「誰かが体調を崩した」

「シニアで~」

などの理由で、せっかくケージを分けて「それぞれに良い環境」を作ってあげているのに、「うっかり」「つい、そうしてしまう」間違ったお世話の仕方に、「待った!」を言わせて頂くお話しです。

ケージを分ける必要性についてはこちらで詳しくご説明させて頂いています。

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介護、看護、病気を意識したら、お世話の順番は必然

「感染症」とは、病原体(細菌やウイルス、寄生虫など)が体内に入り、何らかの症状(発熱や下痢等)が出る疾病の事を言います。

ですが、その発症のタイミングや、発症するかどうかは、その病原体の感染力と体の抵抗力とのバランスで決まります。

だから、これ以降も、病気が「うつる」「うつらない」という事だけに焦点をあてて考えないで下さいね。

そして、「お迎え症候群」については、こちら(フェレット多頭飼育の始め方【2匹目のお迎え準備】軽く考えていませんか?)など参考にして頂くとして、

冒頭でも書いた通り、今日は、衛生面でのお話しです。

ショップからお迎えしたフェレットを、「新しくお迎えした若い子だから」という理由だけで「健康だ」と過信するのは危険ですよ…という前提でお話しを進めます。

実際に「ショップからお迎えした子に耳ダニ(寄生虫)がいた」なんて話はしょっちゅう聞きます。

耳ダニのようにパンデミック(広範囲に及ぶ流行り病)を起こしても、対処が早ければ簡単な処置で全ニョロが治るというものばかりなら良いのですが、若く健康な生体には何も影響が出ない寄生虫や感染症がシニアニョロに伝染したり、

先住ちゃんに感染症を発症させるきっかけ(お迎え症候群で下痢が続いて体力が落ちてしまう等)を与えてしまう事がないように注意して下さいって、そういうお話しですからね、これは。

「感染症」とか「寄生虫」とか、その詳細(伝染の仕方や発症のメカニズムなど)も、今ここではその説明を必要としません。

そういう、細かいことを全部ひっくるめて、「順番があるという事」を、頭に入れておいてあげて欲しいってだけなのです。

提供:yuki@264yuki1さん

冷静になってよく考えたら自ずとそうなる

お迎えしたばかりのベビニョロちゃん、病気をしている子、シニア…を優先してあげたくなるのは飼い主として当然の感情です。

でも、それは気持ちの面でだけにして下さい。

感情では無く、衛生的な理由を「考え」たら、それでは逆だとご理解して頂きやすいかと思います。

お世話をする自分の手が某かのそれを媒介させてしまう恐れがあると自覚して下さい。

これは、

あなたのその手が病気の原因を運んでしまう、「あなたの手が皆を病気にしてしまう」可能性があるという意味です。

そのような事態を避けるためには、健康状態に問題が無い事が確実に分かっている子から先に、お世話を始めてあげなければいけません。

具体的には

1.自身で直接、健康状態が把握できている子(要するに先住ちゃん)

  1. 健康な若い子
  2. 健康なシニア
  3. 闘病中の子

2.健康状態が「良であろう」と思える子(例えばショップからお迎えした子)

3.健康状態が不明な子(健康診断結果がない里子など)

上記いずれの場合にも1から2、2から3へ移る作業前には必ず手を洗ってからにしてあげて下さいね。

  • 何かの病気があるかもしれない
  • 自分の手が病気を運ばないように

この2つを常に意識して、必要であれば、除菌スプレー等も適切に使用して下さい。

そんなに神経質になる必要はありませんが、

病院できちんと健康診断を受けるまでは「どういう状態か分からないと思って」お世話をしてあげると、「正しいお世話の仕方」が分かりやすくなるんじゃないかなって思います。

提供:moka@moka27479931さん

まとめ

…とかなんとか言っちゃっていますけど、

今日のお話しを「徹底してあげて欲しい」って思う事は、本当に稀なケースで、あったとしても、それはごく短期間の事でしかありません。

むしろ、

「そんな神経質に、徹底しなきゃいけないって事でも無いし」とさえ思っています。

ただ、上記の事は知っておいてあげて下さい。

普段の生活では、こんな事は意識する必要さえありません。

「みんな一緒に仲良く」が出来るのなら、それが一番良いに決まっています。

が、もしも、何かがあった時には、

そうしてあげる事で「病気を防いで(感染させないで)あげられる場合がありますよ」って、

そうするためには「正しいお世話の順番がある」って事を知っておいてあげるだけで、その結果が全然、違ってきたりします。

多頭飼育で誰かが病気になった時、過剰にその子を優先したくなるのは当たり前の事です。

お迎えしたばかりのベビニョロから真っ先に構いたくなる気持ちも分かります。

だから、知っておいて下さい。

「順番があること」

「なぜそうする方が良いのか」

少しでもこの事が頭に入っていれば、何かがあった時にも「慌てずに」「冷静に」がスムーズになるかなって思いだけですので、ぜひこの機会に、この事を頭の片隅にチョットだけでも入れておいてあげて下さいね。

「ほったらかし」を防ぐため!←本当はこれが一番言いたいこと!!

飼い主として、「優先してあげたい」が先行するあまり、

「健康な子」

「先住ちゃん」

「大丈夫だと思っていた方」

を「ほったらかしにしてしまう」ってお話しが実は結構あるんです。

もちろん、わざとなんかではありません。

ただ、1ニョロが長く闘病していたりすると、特に…後になって「ずっと寂しい思いをさせていたんじゃないか」って

そういうお話し、本当によく聞くんです。

そうなっちゃうのは当然なんです。

新しい子が増えたって、誰かが病気になったって、飼い主の一日が24時間以上に増えるわけでは無いのですから。

だから、どうしても「お世話にかけてあげられる時間の割合が出来ちゃう」のは仕方がない事なのです。

意識して「そうならないように」しなければ、そこには当たり前に「差」が出ます。

だから、そうならないためにも、そうじゃない今、知っておいてあげて下さい。

健康な子から、まず先に」は、そういう状況になった時に、頭の片隅から引っ張りだしてきて、実践してあげて欲しい一般的な基礎知識として、是非、覚えておいてあげて下さいね。

みんな可愛い我が子ですからねっ♡

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